天寿会理事長重任のご挨拶

 

理事長 堂前 文男

 

 6月14日の理事会におきまして、理事長に重任されました。今後2年間法人の舵取りを任されましたことに対して、身を引き締めて対応していきたいと思っております。

 天寿会の現状は、コロナ感染症の影響もあり、社会に開かれた法人運営が停滞し、更に、慢性的な職員不足も深刻で、各事業所運営にも多くの課題を抱えています。特に、昨年度は障がい者支援施設において,決して許されない虐待事案が発生しました。又、職員不足により、利用者の受け入れを制限せざるを得ない事業所もあり、開設以来の深刻な年となりました。

 課題が、山積する中で、取り組むべき課題の第一は人材の確保です。福祉・介護の人材不足は深刻で、事業の円滑な推進には人材の確保が必須条件です。法人としては、働きやすい職場環境を目指すと同時に、外国人採用にも本格的に取り組むことが必要であると思います。第二に、社会福祉法人が担う、少子高齢社会での高齢者・障がい者福祉事業の優先課題を適切に判断した事業展開の推進です。本町の人口減少を踏まえて、地域社会において必要な事業を適切に選択して実践することが必要です。

 コロナ感染症により、停滞していた地域社会との連携を密にし、天寿会の各事業の円滑な運営を推進すると共に、現在補助を申請している、障がい者支援施設「療護部」の施設整備を確実に実施していくことが当面の課題です。

 社会福祉法人天寿会は、何を目指しどのように地域社会に貢献すべきかを全職員と考え、与えられた2年間の任期中に全力で取り組んで参りたいと思います。

  社会福祉法人天寿会は、法人理念である「天寿会は、利用者と共に歩み、笑顔と安心を提供します。」を役職員一丸となって推進していく所存でありますので、今後ともご理解・ご協力の程宜しくお願い致します。

 

 

令和5年6月15日